完全にノーマークだった。
仕事で地方に泊まった際は片っ端からその地域のグルメを調べ上げ、営業時間などと照らし合わせて完璧なスケジュールを組むのだが、唯一見逃していたのはこのお店。
先日投稿した「つけ麺・らぁ麺 やまこう」でいただいた昆布水つけ麺に満足しており、他ラーメン店はチェーン店ぽい雰囲気があるので今回はパスと決めつけていた。
しかし念には念をと、もう1度周辺の飲食店を調べていると、どうやら毎週火曜日に限定麺を出しているラーメン屋があるとか。
こちらの方は約3年前からそのラーメン屋の限定麺を制覇しているらしい。投稿をざっとみていると色々な種類のラーメンが載っているのにも関わらず、全て同じ店舗で提供されている…
どういうことだ。これは1度調べてみなければ。
と思いX(旧:Twitter)で情報収集開始。
週5日の限定麺!会津ばんだいらーめん宮子店
てっきりチェーン店だと思い込んでおり、ほかの店舗に行き尽くしたら寄ってみようと思っていたこのお店。実際のところはチェーン店であるかどうかはわからないが、太田市にも店舗を構えているらしい。
なんと火、木(金)、土日に別々の限定麺を提供しているらしい!週に5日間もだ。
そして今日は火曜日。グルメに関しては本当についている人生で良かったとつくづく思う。
そして本日の限定麺は昆布水つけ麺。まさか2日間連続で昆布水つけ麺に巡り合えるとは。
火曜日の限定麺はどうやら取り置き(お店の公式XにDMを送ると取り置きしておいてもらえ、確実に食べれるというシステム。)が可能らしい。
開店直後の18時に行く予定だったが念のためDMで取り置きをしてから向かう。
昆布水つけ麺を求めて
地方ならではの大きな看板と駐車場。安心する風貌であるが、本当に昆布水つけ麺が食べれるのか。
しかしあんなに美味しそうな完成度の高い限定麺を週5で出しているとは、店主さんのラーメンレパートリーの高さに尊敬する。
入店後、事前に昆布水つけ麺の醤油を取り置きしておいてもらったのでその趣旨を伝え待つこと数分で別皿のトッピングが到着。
チャーシューが低温調理でややレアっぽさがあるのがよい。昆布水つけ麺に柚子胡椒と藻塩はマストなのかな。ネギが新鮮そうでいいなと考えているとスープと麺が着丼。
名古屋コーチンと水だけで炊いたというスープ。つけ麺用にかなり醤油が濃いめに作られているようだ。
表面には黄色味がかった鶏油の膜が張られており、温かさをキープしてくれそうだ。
お次は麺。先日いただいた「つけ麺・らぁ麺 やまこう」よりも昆布水の色が濃いめに感じる。
粘度もかなり強く、とろろのように麺を掬っただけでまとわりついてくる。
光り輝くビジュアル
さて、全部揃ったところでいただこう。先日学んだ昆布水つけ麺の食べ方を愚直に実践していく。
まずは昆布水に浸かった麺をリフト。つけ麺では珍しいくらいの細麺だ。備長炭直火焼き本枯れ節と猫足昆布から作られた昆布水はやや茶色味がかっている。
一口啜ると和の風味を感じつつ、麺のしっかりとした食感が味わえる。冷えている分歯応えがしっかりしていて美味しい。
粘り気のある昆布水が周りを引き立てる
名古屋コーチンと水だけで炊いたスープは、シンプルながらも旨みが強く、醤油のコクもすごい。
この粘度が強い昆布水がスープを絡めてくれ、しっかりと味のついた麺を啜ることができる。少しネバネバ感があるため啜り心地は抜群だ。ここまで啜っていて気持ちのいいラーメンは初めてかもしれない。
トッピングのチャーシューはかなり大判でスープに浸して食べるとうまい!1度昆布水につけてからスープにダイブさせることでまた違った美味しさを味わえる。
締めにスープわりをしようと思ったが、昆布水の粘度が強すぎて器にほぼ残っていない状態に。しかし食べ進めていくにつれてスープに昆布水が混ざっていくため、最後にはちょうどいい濃さで飲むことが出来た。
まさか伊勢崎でここまで美味しいラーメンを食べられるとは思ってもいなかった。店主のラーメンレパートリーに感動だ。
また伊勢崎に来た際は絶対に足を運びたい1店舗になった。
ご馳走様でした。
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